皆さんは「奇跡はある」って信じますか?
私の周りでは奇跡と言われる出来事がよく起こります。
それは、もう、いつも。。。。
以前、実験的に 「炎のカウンセリング」という有料カウンセリングをしていました。
全国からメールで問い合わせいただくのですが、医療での返答ってホントに大変なんです。無料の、たった1つの返答に5時間かけたこともあります。
とても不可能だし、意味がないなと思ったので「少数なら電話で相談にのってもいいかな」と考えたのがきっかけでした。
そこで「炎のカウンセリングをします」と書いたところ、早速、依頼メールが届いていました。
「お、どんな相談だろう。あまりに変わった相談だったら困るかもなぁ」とちょっとドキドキ。そして、メールを開きました。
読むと、後ろから追突された交通事故の患者さんからです。 若い女性です。
要約すると・・
・事故以来、8ヶ月間、足の指3本が完全にマヒし、動かない。→ たぶん神経麻痺 ・股関節が痛み、足を引きずって歩く |
■ ドクターの見解の数々 ■
「事故が原因とは考えられないが、何が原因なのかはわからない」
「正直言って原因・診断名はわからない。今の医学では解明できないことがあなたの体に起こっている」
「経過をみていくしかない」
「あなたの症状は画像には写らない」
「世の中には原因不明の病気が沢山ある。どこで診てもらっても同じ」
・・ と 完全にサジを投げられたようです。
一発目からヘビーでナイスな内容です。
難病請負人の「記念すべき1人目」の患者さんにふさわしい!!
こんな相談が来たらあなたなら、どうしますか? 普通の治療家はきっと困るか、逃げ出したいことでしょう。
ちなみに、私の場合、ファイトが湧いてきます。
たぶん、暑さで頭がイカれてるんです。 奇人・変人かも。。
「自分の能力の限界を試してみよう」と決意しました。
以下が私の返信メールです。
「個人的に、こういう理由のわからないものは大好きです。 それは、ご本人も私も開き直れるということがあるかと思います。
実は、現代医学において、ほとんどの病気の理由はわかっていないのです。それを率直に言っていただけたことは、かえってありがたいことではないでしょうか。
西洋医学でなく、次の手段を検討できるのは幸運かもしれませんよ。」 |
準備を整えてから、いよいよ「炎のカウンセリング」の本番。 90分の予定が超・時間オーバー。 中村司スペシャル版。
100万円以上の価値ある話をしたつもり。
ファイヤー
なにしろ電話だけで相手の人生を変える意気込みだから我ながらス・ゴ・イんです。魂を込めました。
はたして、結果はどうだったのでしょうか。
事故以来、8ヶ月間、足の指が完全にマヒし、動かなかったのですが・・
なんと「炎のカウンセリング」をした翌々日から足の指が少し動き出したとの報告。
この少しだけの「大進歩」は大きなニュースでした。
「この足跡は人類にとって大きな一歩だ」(どっかの宇宙飛行士のパクリかな。。)
以来、順調に推移して現在、わりと動くまでに改善しています。
というのは、、、昨日、初めてお会いしたんです!!
東京より更に遠い群馬県から、岐阜の田舎までわざわざ顔を見せにきてくれたのです。足を引きずることもなくほぼ普通に歩行する姿を拝見し、とても嬉しく思いました。
読者の皆さんはこの文を読んでも意味がわからないかもしれませんね。
「なんで医者が全くわからないと言っている原因不明の病気が電話で話すだけで良くなるんだろう?」
そう思うでしょ。
もちろん、ポイントはあります。
私は「電話で病気を治すのは不可能」と腹をくくりました。
そして「人生を変えてあげれば好転するかもしれない」 と考えました。
| もし、病気やケガ=「運命や神様からのメッセージ」という仮説が正しければ、考え方と人生を変れば落ち着くべき所へ落ち着くだろう という私の希望的観測です。 |
難しい問題は難しく考えたら一生抜けられません。
難しい問題があれば、必ず基本に立ち戻って考え直すことです。
簡単に考える、それ以外の方法はないと思います。
「問題を解決するためには、その問題が起きた時と同じ精神レベルでは解決しない」
という大原則があります。おそらく 進化、進歩する者を天地が応援するからかもしれません。 これも私の治療原則、「進化論」の一部ですね。
私がよく日本のトップレベルの先生に会いに行くと、一つの共通点に思い当たります。
彼らはホントにシンプルです。口数がどんどん減っていく先生が多いです。理屈で解決できる問題のほうが少ないんです。
大事なのは基本的考え方、実践とハートの部分なんです。
「どう考えるか」、それだけ。
昭和の時代、日本に2人の偉大な人物がいました。
歴代総理の指南役で「平成」という元号を考案した安岡正篤(まさひろ)師。
インドで悟りの境地に至り、自身の死病を克服し、多くの指導者を育てた中村天風(てんぷう)師。
ご存じの方もきっと多いことでしょう。
簡単に言えば安岡師は秀才タイプ、天風師は天才タイプだったと思います。
今から千年ほど前、平安時代の話になりますが、仏教界に二人の大人物がいました。
ご存じ、最澄と空海。最澄は秀才タイプ、空海は天才タイプといわれます。
最澄の法門からは法然や日蓮など多くの偉大な開祖が輩出したとのことです。
一方、空海の門からは名を知られるほどの人物が出ていないと思います。
天才は感覚の世界の住人ですから一般に「雲をつかむような話」といわれるのも無理ないかもしれません。それほどまでに、凡人が天才の指導で大成するのは難しい、、ようです。
仏教ではよく「コップの中にすでに水が入っていると新しい水は注げない。前の水をカラッポにしてからでないと正しい教えを受け入れることはできませんよ」という話が出てきます。
その天才、中村天風師について私がずっと疑問に思っていたことが1つありました。
天風師は米国・コロンビア大学で医学博士号を取り、愛弟子に「医者になり、人助けをしなさい」と言っているのに、説法の中に医学の具体的な話はほとんど出てきません。これは大きな矛盾ではないでしょうか。
実はこの疑問が氷解したのが先ほどお話しした「炎のカウンセリング」での成功でした。私の頭の中で稲妻がビカーッッと光り、「天風さんはこれが言いたかったのかぁー」と確信したのでした。
天風哲学の根本は「積極姿勢」です。
その「積極姿勢」「積極的な言葉」については若き天風師が当時の死病である結核を治した有名なエピソードがあります。
アメリカ、ヨーロッパを周ったものの、自身の結核を治す方法が見つからず「故郷で死にたい」と日本へ帰る途中、エジプト・カイロの洋上で不思議な高僧に声を掛けられます。
彼こそチベット仏教の聖者カリアッパ師でした。
「正しい道を学ぶならお前の命は助かる」と宣言され、インドの奥地へ連れて行かれ、天風は重病の身で過酷な修行をさせられます。
カリアッパ師 「気分はどうだ」
天風 「つらくて苦しくて死にそうです」
カリアッパ師 「バカモノ!!
気分はどうかと聞いてるのだ」
天風 「事実、体が苦しいから苦しいと言っているのです」
カリアッパ師 「苦しいと言っていて病気が治るはずないだろう。
体が苦しくても心まで苦しませる必要はないのだ。
体はお前の全てではないのだ」
天風 「そうか、苦しいと言ってはいけないのか・・・」
次の日
カリアッパ師 「気分はどうだ」
天風 「ハイ。気分はいいです」 |
かなり省略しましたがこんな感じです。
それ以降、天風師の結核は徐々によくなっていったといいます。
「積極的な言葉を使う」のが大事なのですが、なかなか医学的な説明が出来なかったのでした。
天風師が語った第一義的な医学なのですが、天才タイプの人の言葉は深遠すぎてわかりにくいものです。
これを今回、中村司・哲学でご説明できることは私にとって最高の幸せです。
東洋医学において真っ先に出てくる言葉が「自然治癒力」という言葉です。
「東洋医学の治療は自然治癒力を高めることによって、あなたの病気を治します」というような言葉を耳にされたことが1度はあると思います。
病気やケガの際、なにも処置しなくても時間が経てば段々、良くなっていきますよね。
手術の後、切った皮膚がくっついて再生する、折れた骨もつながってくる、風邪も疲れも寝れば回復する。
これら全てが「自然治癒力」の偉大な力です。
また、もし、自然治癒力がなかったら西洋医学だって治療できません。 全ての医療は基本的治癒力の存在を前提としていることを認めるべきでしょう。
西洋医学の祖、ヒポクラテスは「医者が包帯を巻き、神が癒す」と語っています。
ここで言われる「神」は自然治癒力のことを言います。
いわゆる「回復が早い・遅い」は自然治癒力の強さによることは明白です。
この最も大切な自然治癒力ですが、どうしたら強くなるのか、なぜ弱くなるのか、ほとんどわかっていないのです。
私がよく言う「医学のほとんどは何も解明されていない」というのはあながちホラではないとわかっていただけるでしょうか。
まず、自然治癒力という言葉がいけません。雲をつかむようにモヤモヤしています。(ネーミングはとっても大切です)
天風師は「自然良能」という言葉を使ったようですが、私は「基本治癒力」「基礎治癒力」という言葉を使いたいと思います。
「あなたにも私にも平等に、必ずあるんですよ」というメッセージを込めました。基礎体力みたいな感じです。
そして、
| 基礎治癒力を主体的に運用し「主体治癒力」という状態にまで高めれば、ほとんどの病気が治る |
これが中村天風からこの本を読んでいるあなたへのメッセージであり、最も大切な「第一義的な医学」ということになります。
前出の交通事故の患者さんの人生に奇跡を起こすため、私が電話で話した内容が基礎治癒力を極限まで増強し、主体治癒力に高めた結果ではないか、そう仮定せざるを得ないのです。

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