現代医学は、遺伝子レベルの研究がどんどん進んでいます。
あなたが将来、ガンになりやすいかどうか、なんてことが少量の血液からすぐわかっちゃう時代です。(良いんだか、悪いんだか。。)
10年後には、お見合いの時点で血液診断書とかが必要になるかもしれませんよ。(犬の血統書みたいだ。恐ろし~!!)
なんて、そんな未来の話はさておき・・
最近、刺絡療法、自律神経免疫療法など鍼灸によるガン、パーキンソン病、リウマチなどの治療に際して、免疫機能の状態を白血球の分画(ブンカク)の数値によって科学的に調べようとする考え方があります。
その中でも安保徹医師(新潟大学大学院医学部教授)と福田稔医師の「自律神経の働きと白血球は連動している」という理論が有名です。
これは、自律神経のうち交感神経が優位だと白血球のうち「1 顆粒球」が増えていき、副交感神経が優位だと「2 リンパ球」が増えるというものです。
特に、「1 顆粒球」が増えると「交感神経優位の緊張状態」となり、ガンなどの病気が発症しやすくなる(強いストレスなどが原因)ので血液では「顆粒(かりゅう)球とリンパ球のバランスを保つ」ことが目安となります。
当院でも「白血球の分画(ブンカク)について教えてほしい」という意見をお聞きしますので、この検査結果をコピーして持参していただければ計算方法と見方をお教えいたします。
免疫が最も働くとされる正常値
- 顆粒球(granulocyte) 54-60%
- リンパ球(lymphocyte) 35-41%
なお、顆粒球とは 好中球、好酸球、好塩基球の3つの総称です。
このように「血液(白血球)を検査するだけで自律神経の働きがわかる」ならば、素晴らしい医学の進歩といえるかもしれません。
正常値1 正常値2 中村司の検査結果
(血液のHPより) (検査の本より) (ホッとしたぁ!!)
リンパ球 : 20~40% 8~59% 41.7
単球 : 2~8% 0~12% 6.7
好中球 : 40~60% ~72% 47.5
好酸球 : 1~4% 0~3% 3.6
好塩基球 : 0.5~1% 0~2% 0.5
+ + + 以上 + + +