上部頚椎調整法
上部頚椎調整法を専門にする先生に「上部頚椎調整」をしてもらったことがあります。 (別名 スペシフィクカイロ)
それから、全身調整を目的とする患者さんの治療や頭痛、肩こりの対処として上部頚椎調整を多用するようになりました。
実のところ、私は「総合戦略」が好きなので、1つの手技にこだわることはほとんどありません。
「治れば何でもいい」って心の底から思っているタイプです。
私の治療方針は何でも利用するし、表現のしようがないため「東洋医学」と表現しているに過ぎません。。
中国式頭針療法も山元式新頭針療法もなんでも読み込みます。
もともと、「治療家セミナー」で上部頚椎調整、下部頚椎調整、上位胸椎矯正、下位胸椎矯正、骨盤矯正による腰椎の調整などのアジャストを治療家の先生たちに教えていたのですが、その中でも特に、上部頚椎調整は慣れが必要ですね。
現役の治療家といえども、慣れるまではみなさん大変そうです。
交通事故後遺症の患者さんには頚椎全体の調整をすると確かに効果があります。
ほとんどの人で間違いなさそうです。
交通事故後遺症に対して「上部頚椎調整だけでも効果がある」と言われるとそのとおりかもしれません。
ところで、「上部頚椎調整は何に効果があるのか」といえば、「こんな病気も、あんな病気もある(あちこち痛い)」という患者さんに対して一番使いやすいこと、治療時間が短くてすむ、というメリットがあります。
時々いますよね、病気のデパートのような人。
単発の治療を組み合わせても、なかなか回復が見込めないので、首の骨のズレをとるための上部頚椎調整が手っ取り早いかな、と思います。
上部頚椎調整の治療後、いきなり眠くなったりします。
このような変化を見ると確かに「上部頚椎調整は効果の高い治療法」と言えるでしょう。
なお、頭蓋調整法という技法もあります。
私は、脳梗塞や脳出血など、脳卒中の後遺症には頭蓋調整をアレンジした治療法を利用しています。
脳出血後遺症の男性から「一発で頭痛が取れた」と言われたのですが、やったこちらのほうが面くらいます。
大したことしてないのに。。(ただし、丁寧というか、かなり気を遣います)
※ 頭蓋調整法は上部頚椎調整法と違ってひたすらソフトなのです。
触っている感覚もあまりないほどですが、とても気持ちよいらしいです。
頭蓋調整を教えてくれた女性は交通事故後遺症の1つとされる脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群 低脊髄圧症)にとても効果的だと教えてくれました。
これら脳脊髄液減少症、低髄液圧症候群、低脊髄圧症はなかなか改善の方法がなく、ブラッドパッチ療法という、自分の血液を利用してカサブタを作って、脳脊髄液の減少・流出を食い止めるくらいしか方法がないとのこと。
もちろん、医療保険による保険利用は不可能です。自費治療となります。
そんな状況の中、アレンジされた頭蓋調整が、私の専門である
- 脳梗塞や脳出血など、脳卒中の後遺症
- 交通事故後遺症の1つ 脳脊髄液減少症
(低髄液圧症候群 低脊髄圧症)
以上の2つの目的に有効な治療法である、ということを知ることができ、本当に嬉しく思いました。