穏やかな 三途の川の 渡し人
関節リウマチ、パーキンソン病、脳卒中という難病をご存じですか?
先日、わたしが担当していた若い膠原病患者 Sさん(54歳・女性)が亡くなりました。
わたしの専門分野はリウマチやパーキンソン病などのいわゆる難病ばかりで、高齢の方が多いため、どうしても最終的には死を避けられません。
今年も何人かの死の報を受け取ることとなりました。 (ToT)
いくら慣れても、精神的に厳しい、のは事実です。患者さんが亡くなるとやっぱり複雑な心境になります。(ヘコんだことも1度や2度ではありません。震度7級のショックも経験済)
でも、家族の方は私の治療に対して、メチャクチャ感謝してくれるんです!!
家族がいちばん精神的につらい時だというのに。
治療家たちのアホなコメント を公開!! (オイオイ。暴露はマズイんじゃないっスか。。)
地位のある治療家 H氏 (社団法人○○会・副会長) が言っていました。
「俺はおいしい患者だけ食べたい。マズイ患者は食べたくないのが本心。
おいしい患者とは5回程度の治療で治っていく患者であり、早く治ることで俺の評判が良くなる。 難病は手間もかかるし、治らないし、、難病の患者はいらない。」
☆ 他の治療家からも、、
「ほんとにそんな難病に効果あるの?」
(難聴治療が得意なY女史)
「効果がでなかったらイヤだし、気を遣っちゃうからやりたくない」
(カウンセリングに定評のあるS先生)
「死にそうな人ばかり治療してて楽しいの?」
(20年目のベテラン I先生)
など、およそ世間に公表できない感情的なコメントを頂戴します。
↑ ホンネでしょうが、すべて医学的、人間的にNGです。 ↑
鍼灸師・指圧師etc は 国家試験に合格してからもっと勉強しましょう
というのは、、ある優秀な先生が「このあいだ脊柱管狭窄症の患者さんを治療したんだけど、思っていたよりけっこう効果あったみたい」とポロッと言ったんです。
それを聞いて私は「そんなの常識じゃないか。東大病院の技官の先生が発表してるやんけ。あまりにこいつら不勉強だなぁ。」と内心思ったのです。
↑ 自分の商売くらい熱心に勉強してほしいです。 ↑
前進 父ちゃん 後退 父ちゃん
看護婦さんから聞いたんですが、人間には2通りの人間がいる、らしいです。
困難な状況の時、足が1歩前へ出る人間か、1歩後ろへ下がる人間か。
↑ これは大きな違いです。人間としての真価が問われます ↑
医療者のプライド、こだわりって、、
やりがい、というか、私はヘソ曲がりなんでしょう。
私は医療者として、国家資格を持つ人間のプライド、こだわりとして「1歩たりとも絶対に後ろへ下がりたくない」んです。
だって我々が後退したら患者は救われないもん。 だから、、、
患者を見捨てるな!!
医療の仕事で困難な状況に立ち向かう時って、ものすごく充実感あるんです。
その人の人生の最期を自分が担当できる、苦しんでいる患者さんが平安な心境で臨終を迎えられるって・・・
医療に従事する人間にとって素晴らしい、最高の仕事であり、宝物なんです!!
三途(サンズ)の川は遊泳禁止です!! お迎えの使者をお待ちください
どんな偉い人でも、三途の川はいつかは渡るもの。
渡航の時期なんて本人、家族も全くわかりません。ある日突然、赤紙一枚で召集されちゃいます。
(^。^;)
希望したって、定員オーバーだと乗船できません。渡航許可待ちになります。
不安と安堵が交錯する、三途の川の激流(痛みや心の苦痛)を穏やかにしてあげること、これは末期医療の最大のテーマだと思います。
不肖 中村司 「祖母のカタキを今、討ちます!!」
っていうのは、、私の祖母は2人とも重症のリウマチだったんだもん。
私が生まれた時からずっと寝たきりでした。残念ながら、祖母が立った姿は見たことないです。 (患者や家族の気持ちがわかって当然でしょ?)
だから、難病の撲滅は中村司のライフワークなんです。
一生かけてこの戦いに勝利するつもりです。
世界中の難病の苦しみがなくなることを祈りつつ・・
全国の難病患者の家族、治療家の先生に賛同していただければ、こんな幸せはないと考えています。
■付録
鍼の治療で効果のある41の病気 WHO(世界保健機関)の見解
WHO(世界保健機構)が「鍼の治療で効果のある41の病名」を発表していますが、専門職の私たちでも「えっ!! そんなのも治るの?」「どうやって治療するの?」といった病名が多いのです。
しかし、日本での実績がなくてもきっとアメリカやヨーロッパ、中国などで研究された結果なのでしょう。 (WHOはいい加減な情報は出さないでしょうから)
鍼治療の適応となる41疾患 WHO(世界保健機関)の見解
- 上気道疾患
性副鼻腔炎、急性鼻炎,感冒急性扁桃炎 - 呼吸器系疾患
急性気管支炎気管支喘息(合併症を持たない小児において最も有効) - 眼の疾患
急性結膜炎、中心性網膜炎、近視(小児)、白内障(合併症のないもの) - 口腔の疾患
歯痛、抜歯後疼痛、歯肉炎、咽頭炎 - 胃腸疾患
食道噴門痙攣、しゃっくり、胃下垂、急性・慢性胃炎、胃酸過多症、
慢性十二指腸潰瘍(除痛)、急性十二指腸潰瘍(合併症のないもの)、
急性・慢性腸炎、急性細菌性下痢、便秘、下痢、麻痺性イレウス - 神経学的及び筋・骨格系疾患
頭痛、偏頭痛、三叉神経痛顔面神経麻痺(初期3から6カ月以内のもの)
脳卒中による麻痺、末梢神経系疾患、ポリオの後遺症(初期、6カ月以内のもの)
メニエル病、神経性膀胱障害、夜尿症、肋間神経痛,頚腕症候群(五十肩、テニス肘)、座骨神経痛、腰痛、関節炎