「静電気トレーニング」についてお話しします。
この名前を聞かれると、とても驚かれると思います。
これは、どういうことかといいますと、私が病気をよくしていった方、たとえばリウマチ、膠原病、アトピー性皮膚炎の方たちにはある特徴があります。
それは、静電気が飛ばないという特徴です。
静電気が飛ぶようになると、その方たちが回復しているというデータがあるのです。
つまり、わたくしが、たとえば重症筋無力症の方や、膠原病の方を問診します。
そのときに「静電気は飛びますか」と聞くと「最近は、飛びません」と言われます。
それが、3年から4年続いている、というお話です。
そのときに、わたくしは、これから治療をなさって回復してゆくと、静電気が飛ぶようになりますよ、と申し上げています。
すると、患者さんは「えっ?」と思われるようです。
驚かれるわけですね。
しかし、わたくしが多くの方たちに接してきてわかることは、改善してゆく途中の段階で、静電気が飛ぶようになるということです。
たとえば、冬の時期、静電気が飛ぶのは、普通かもしれませんが、暑い夏の間でも、静電気が飛ぶようになります。
あるいは、夏の昼間でも、青白い光がバチッと飛ぶようになることがあります。
これは、どういうことかというと、我々の体表にあるバリアが、余分な静電気を取り込むことをシャットアウトしているのです。
たとえば、今パソコンを長く使われている方などは、体表に非常に強い静電気が流れていらっしゃいます。
これを、帯電した余分な電磁気的エネルギーと表現しているのですが、こういったものがたくさんあるのです。
そのため、これを払う必要があります。
そして、体表のバリアを修復する必要があるのです。
これが、わたくしが申し上げる「排泄系の強化」ということなのです。
どんな病気も、慢性病を治そうとすると、排泄系の強化ということが非常に大切です。
排泄系の強化の中には、たとえばトイレの回数、排尿・排便が非常に回数が多くなる、あるいは体の中の毒素が出る、それから汗をよくかく、といったことがあげられます。
新陳代謝が、よくなるということです。
また、体温が高くなります。
あるいは、痛みが出るということも、実は排泄系の働きなのですが、かゆみも排泄系の働きです。
これらの中で、もっとも不快に感じないものが、静電気トレーニングなのです。
できるだけ、私が考えている、この静電気を排除するトレーニング法、これを実践していただければ、不快な症状を、できるだけ減らして、治療を続けていくことができると考えています。