医学と医療は違う、医学と医療は違うということを、私は本当に身にしみて考えております。
医学というのは、机上の空論でいける世界、そして、地位や学閥によって左右されます。
そして、厚生労働省の方針というものをバックにしています。
つまり、これをやっていれば、後々訴訟を起こされても大丈夫だよと、この路線さえやってれば、道を踏み外しても、あとでなんとかしてあげるよという世界。
つまり、積極的にいいことをしなくてもいいという。
積極的にいいことをして、リスクの高いことをする必要がないと、そういう世界なのです。
でも、医療というのは違います。
医療というのは、患者さんの生活そのものです。
費用がいくらかかって、で、そのためには、こういう治療をしたいんだけども、ほかの手段はないのか。
例えば1万円の治療をするのか、5千円の治療をするのか、5千円の治療で、なにができるのか、という世界なんですね。
あるいは「介護してくれる人がいるから、私は月に10日間リハビリに行けるわ」と。
あるいは「介護してくれる人がいないから、私は月に2~3回しか行けないわ」と、そういうようなことですよね。
あるいは心、気持ちの部分です。
患者さんの心、気持ちをケアしてあげられるかどうか。
こういうものは、すべて医療なのです。
医学ではないんです。
そして、われわれ医療スタッフが与える、思いやり、親切心、こういうものもすべて医療の話なんです。
そして患者さんの利益になることのみする。
これが患者さんが楽になる、患者さんがよくなる。このために、一生懸命医療者が働くというのが医療です。
ですからね、医学のシステム、こういう、お金がからむ、あるいは権力によって左右されるような、こういう医学とは一線を画すんです。
そして、治る治らないという一つの概念はあるんですけども、この概念より以上の概念、つまり、どう生きるのかとか、痛みを気にせずに生きる方法があるんじゃないかとか、そういう人生論、ここまで踏み込んでいく必要があるんじゃないかなと、そのように思っております。
医学というのは、机上の空論でいける世界、そして、地位や学閥によって左右されます。
そして、厚生労働省の方針というものをバックにしています。
つまり、これをやっていれば、後々訴訟を起こされても大丈夫だよと、この路線さえやってれば、道を踏み外しても、あとでなんとかしてあげるよという世界。
つまり、積極的にいいことをしなくてもいいという。
積極的にいいことをして、リスクの高いことをする必要がないと、そういう世界なのです。
でも、医療というのは違います。
医療というのは、患者さんの生活そのものです。
費用がいくらかかって、で、そのためには、こういう治療をしたいんだけども、ほかの手段はないのか。
例えば1万円の治療をするのか、5千円の治療をするのか、5千円の治療で、なにができるのか、という世界なんですね。
あるいは「介護してくれる人がいるから、私は月に10日間リハビリに行けるわ」と。
あるいは「介護してくれる人がいないから、私は月に2~3回しか行けないわ」と、そういうようなことですよね。
あるいは心、気持ちの部分です。
患者さんの心、気持ちをケアしてあげられるかどうか。
こういうものは、すべて医療なのです。
医学ではないんです。
そして、われわれ医療スタッフが与える、思いやり、親切心、こういうものもすべて医療の話なんです。
そして患者さんの利益になることのみする。
これが患者さんが楽になる、患者さんがよくなる。このために、一生懸命医療者が働くというのが医療です。
ですからね、医学のシステム、こういう、お金がからむ、あるいは権力によって左右されるような、こういう医学とは一線を画すんです。
そして、治る治らないという一つの概念はあるんですけども、この概念より以上の概念、つまり、どう生きるのかとか、痛みを気にせずに生きる方法があるんじゃないかとか、そういう人生論、ここまで踏み込んでいく必要があるんじゃないかなと、そのように思っております。