こんにちは。 中村司です。
みなさん、ちょっと江戸時代くらいにタイムトリップしてみてください。
あなたの住んでいる村は山に囲まれていて、道は渓谷沿いにあるだけです。
唯一の小さな道を通ろうとしたら、山から大きな岩が落ちたらしく、通りづらくなっていました。
推定100キロ以上の岩にしましょうか。
とても困りますね。
ここで、あなたならどうしますか?
1.あきらめる
2.他人がどけてくれるまで待つ
3.自分でなんとかする
2.他人がどけてくれるまで待つ
3.自分でなんとかする
あなたはどれを選択しましたか?
医療に限っていえば「3」と答えてほしいですね。
「病気を治す」には「自分でなんとかする」という明確な覚悟がないと厳しいです。
目の前の岩は病気などの諸問題。
私なら「自分でなんとかする」と決めてから手段を考えます。
まず、テコの原理がありますよね。
棒と小さな岩があればチャレンジすることでしょう。
いいですか。
頑張って100キロの岩をやみくもに持ち上げないでくださいね。
腰を痛めるだけです。
テコの原理など「有効な法則性」を使えばいいのです。
医学って一般の人もわかっていませんが、専門家と言われる人もわかっていません。
だから「専門家に頼る」って、かなりリスクが高いのです。
なぜなら、医学は正解のない学問です。 矛盾だらけです。
あなたの意向があっても、医師にはほぼ確実に無視されることでしょう。
1例をあげますね。
腰が痛い時、肩が痛い時に貼る湿布。
冷たい湿布や温かい湿布を思い出してね。
冷たい湿布や温かい湿布を思い出してね。
よく「こんな湿布、全然効かないよ」という話を聞きます。
ところが、私が一言だけアドバイスして「効く湿布の方法」に変わったりします。
なぜでしょうか?
材質は同じ湿布ですよ。
良い湿布に変えたわけじゃありません。
なぜ効果が違うかというと、単に、タイミングを変えるだけ。
ほとんどの患者さんは痛い時に貼りますが、それではあまり効果はありません。
「痛みとは何か」「痛みの性質」を検討していないための不幸ですね。
「痛みは誤った警告信号・過剰な警報」であり「痛みは加重し、毎日大きくなる性質がある」と知っているなら簡単な解決策です。
小さいうちに処理すれば、大きくなりにくいはず。
今から、魔法をかけます。 ( ゥソです)
「夜、●●に入ってから、湿布を貼って●●ください」
↓ ↓
「夜、風呂に入ってから、湿布を貼って寝てください」
はい。 以上。 これだけ。
これだけで「効く湿布」に変わります。
患者さんたちは「効かない湿布」が「効く湿布の仕方」に変わるのでビックリしますが、ほとんどの専門医が教えていません。
というか、知らないかも。。。
「たとえ痛くなくても夜、風呂に入ってから、湿布を貼って寝る」
これが私のいうテコです。 キモとか、ミソとか言いますよね。
料理も、高い材料を使えば、腕がうまくなくてもごまかせるそうです。
プロフェッショナルというのは「同じ材料を使って、レベルの全く違う結果を出す人」のことを言います。
だから安い食材をうまく料理するのが「達人」の定義です。
「他人と同じ材料を使って、同じ結果を出す人」はプロフェッショナルとはいいません。
単なる凡人です。
東洋医学における鍼の打ち方にもこういう差があります。
まっすぐ射すか、斜めがいいのか。 (昭和医大のデータ)
深い鍼がいいのか、浅い鍼がいいのか。 (筑波○短のデータ)
深い鍼がいいのか、浅い鍼がいいのか。 (筑波○短のデータ)
これらくらいのテコの原理は知っておくと便利です。
というか、わかればすぐに名人かもしれませんね。
専門学校では教えないだろうし、世界中がこの秘訣を知るために日々時間と資金を投資しているわけです。
これらは名人たちが秘伝としてきたものです。