癌告知を受けた時のシミュレーション (肺癌 膵臓癌 腎臓癌 前立腺癌など)
「なんびょう請負人」なんていう肩書きのせいで身内からも「超・難病」の相談を受けることがあります。
中村司は「治療家」です。
しかし、たぶん日本初の「痛みと難病のコンサルタント」との両立ですから、「病気のタネ明かし」も立派な仕事になっています。
「痛みと難病のコンサルタント」なんて仕事は日本にないので「不思議といえば不思議」だけど、ある程度の部分は相談だけでカバーできたりするものです。
「困っている人のコンサルタントをやる!!」という決意をしてから「生き方と考え方なら教えます。自分で治せるものは自分で治してね」という治療姿勢が増えたから対応できるのかもしれません。
電話で話したり、一度お会いして伝えるだけでやる気のある人は勝手に治ってたりするらしいのです。
それらの内容は8時間に及ぶCDセットに収録してあります。
他人が治療するより、自分で治すほうが効率がいいだろう・・と。
相談を受ける内容で「生死にかかわる病名」としては肺癌、膵臓癌、腎臓癌、さらに肺癌もう一人、前立腺癌、他になんとか癌のガンが多いかな。
C型肝炎、HIV、膠原病、変形性股関節症など憶えてないけどいっぱい。
相手が身内だと料金をくれないから困りものです。
白菜やリンゴの現物支給だったりします。。
お金を払わないと効果が落ちるというのは脅しじゃなく、ホントです。
今日は、癌告知を受けた時のシミュレーションでもしましょうか。
人生を考える上で貴重な体験ではないか、と思います。
ここからはあなたも主人公になってみてくださいね。
□=ドクター
■「なんか最近、調子悪いな~。病院に行って検査してもらおうかな」と思っている時は気楽。検査の後、全ては医師の告知から始まります。 事態は急変します。
□「驚かないでください。検査の結果、恐らくあなたは○○病です」
■「えぇ!! あとどれくらい生きられるんですか!?」と聞くと
□「余命は、○ヶ月くらいでしょうか」と続いたり。。。(さらにダメ押し)
■ ボーゼン。。。。。。 (癌の場合、ガーン!!)
□「でも最近は・・・こんな治療法があって・・・・・延命効果も期待できるんです・・・この方法は・・・・」
なんて言葉はきっと上の空ですよね。
フワフワ。。。 フラフラ。。。。 ヨタヨタ。。。。。。
家に帰って家族に伝えます。
■「一年生きられないかも。いや、たぶん半年くらいだ・・。
もっと短いかも。 こんな私はとても不幸な人なんだ」
考えると、どんどん「予定期間」が短くなります。
完全に悲劇のヒロインです。しかし、これはよくある話です。
別にあなただけではありません。 苦笑
禅宗の偉い坊さんも「死は他人事と思っていたのに、我が身に来ると堪らない(我慢できない)ことだ」と嘆いてますしね。
ガンになった事を悲観し、自殺するオッチョコチョイな人もいるくらいです。
なにが問題なのかよくわからんです。
「死」が怖くてそんな気分になるのか・・・
先日、私に相談してきた人に、しばらくしてから電話で話したらコロッと180度変わってました。
人間はそんなものでしょう。
目が醒めたみたい。
死期の予測が「1年未満 → 10年以上・老衰で寿命まで」に延びるらしいです。
これはすごいことです。
なにしろ、病気の身に一番よくないのが心配や恐怖、怒り、闘争心ですよね。
私の話の内容はこうです。
「よく考えてみると、あなたが深刻に考えるほど大した病名でもない」
「1つ言っておかなければならないことがあります。
失礼ですけど了承していただきたい。
みんな死ぬんです。 こんな話をしている私ですら、死刑囚と同じ。
明日生きている保証はどこにもない。 寿命とはそういうもの」
「問題はいつ死ぬか、じゃなくて、有限の人生を使って何をするか」
「1年後でも10年後でも大した違いではない。いつか必ず来る時、周りに感謝して逝けるか」
「死を意識して生きられるということは素晴らしい
という内容。
さらに、
「生きたいですか?」と尋ねると → 必ず、「もっと生きたい」
「どれだけ生きたい?」と聞くと → たいがい「出来るだけ長く」
と言いますね。
笑い話なのですが、日頃から「もう生きていたくない。早くお迎えが来ないかなあ」と言っている人ほど追い込まれると「出来るだけ長く生きたい!!」と言うようです。
私のツッコミは決まっています。
本人の口から本心、本能が発する言葉を言わせてあげます。
言いたいから、込み上げてくるはずです。
つまり、生き物の本能から「生きたい!!」という強烈な生存欲求が出てきます。
ここからが大切。
ここで、「ガンと闘う」なんていう非効率的な考え方をすると大変なストレスになります。
B-29に竹ヤリで応戦してる人を、よく見かけます。
いいですか。「ストレス」こそが病気悪化の根源なのです。
病名は文明が作り出した「正体不明の怪物」に成りえます。
正体不明の怪物なんて夢で会っても恐ろしいですよね。
これでは、走っている車の前に飛び出して車とケンカするようなものです。
私のCDを聞いた人は知っているかもしれません。
パーキンソン病ですら「パークさん」「パック君」と考えるほうが付き合いやすいです。
パーキンソン病も怪物と見なし、敵に回せば治癒の可能性はほとんど消滅するでしょう。
したがって私のアドバイス。
「○○病になったの!? ふーん。大したことないよ。
みんなもっとひどい病気ばかりだからね。
それに今の若者はそのうちみんな絶滅します。それは私が保証する。
ちょっと早く病気になっただけだね。 早いか、遅いかの違い。
それで、あなたはどうしたいの!?
そっか、生きる意味がわかっただけでも良かったね。
(目的のない人生なんて、クリープを入れないコーヒーと同じ)
治療法!? 思いつくのだけでもいくつかあるよ。
困ったら基本に戻ればいいんだから、簡単。 あなた次第。
心配するのがいちばん良くないからね
これらの目的。
「死んでもいいけど、生きる意味がわかったからもうちょっと生きていたい」という微妙な心境に誘導してるつもり。
つまり病気との共存です。
なぜなら、病気といってもみんな遺伝上、習慣上、環境上、弱いところがでてるだけです。
病名に大した差はないということです。
「死にたくない」っていう感情は多大なストレスになる危険性あり。
だってわかりきった、ムリな話でしょ。
我々の遺伝子には寿命に関するデータが組み込まれています。
脳の一部はそれを了承してるので、矛盾を許さないと思われます。
病気の原因はストレスと食べ物が大きいのだから、気楽に生きれば、あなたの最長の寿命を生きられるはずです。
いっぱい書いたのですが、文章としてまとまらないため、かなり削除しました。
また続きを書きたいと思っています。
ちなみに中村司の師匠の一人は「あなた癌なの!? 癌でなにか問題ありますか!? 私は何とも思わない。 長生きしてる人いっぱいいるから」と言い放ちます。
この言葉は舌足らずかもしれませんが、(多くの人にとっては「舌足らず」と思われる) 我々が正体不明の怪物を押し付けることは、患者さんにとって得策でないのはわかっていただけるかと思います。
「前向きな気持ちがなければ、何も始まらない」のは確実ですから。