1977年にアメリカ上院議会の栄養問題特別委員会が報告した通称「マクガバン・レポート」のデータでは、今から100年以上前のアメリカや、日本では、癌で亡くなる人は、ほとんどいなかったといいます。
また、現代でも、後進国の奥地では、癌でなくなる人というのは、やはり非常に少ない状態にあるということです。
つまり、癌というのは、文明の西洋化にともなって、ある一時期を境に増えてきた病気と考えることができるでしょう。
すなわち癌(がん・ガン)は現代文明病であり、生活習慣病であるということがいえます。
そうすると、「生活習慣を改めれば、癌(がん・ガン)は減っていくはず。」という、正しい認識が持てるはずです。
「私は癌です」と告白された場合、まるで腫れ物にさわるかのような対応をするのが日本の常識でしょうか。
「気の毒に」「もう長くないのかしら」「薬の副作用が大変ね」という声をよく聞きます。
難病の患者さんばかり診てきたからでしょうか。
私は癌でも驚きません。
「気の毒に」
→ がん細胞は健康な人でも皆さん持っている。大したことない
「もう長くないのかしら」
→ 進行が速くなければ大したことはない。
「薬の副作用が大変ね」
→ 飲んだり切ったりするからきつくなる。イヤならできるだけ飲まない方向に。
というわけで
「オデキの進化したやつでしょ。 なにか問題ありますか?
別に大したことないです」
「他のめんどうな病気でなくて良かったですね」
と返します。
祖父が腎臓癌になった時でも、中村司はヘラヘラしてました。
「ガンなの? ダメージが大きい3大療法を避ければ、長生きできるよ」
と伝えただけ。
危機感がないのです。たぶん自分が癌になっても同じでしょう。
真剣に考えすぎるからいけないのです。
真剣に考えて病気が治るのなら話は別ですが・・
というのは、私の周りではよほど若くなければ、癌になってもそうそう簡単には亡くなっていません。
だいたいは元気にされています。
ちなみに祖父の腎臓癌は4ヶ月以内でアッサリ消滅し、死の直前の犬も翌日以降は回復して歩き回ってました。
(祖父の腎臓癌が4ヶ月で消えたケース)
病気の詳しい状態を学ぶ学問「病理学」のテスト勉強をしている医療系学生の多くは体調が悪化していくことが多いと感じます。
テキストをずっと読んでいるうちに私も体調が悪くなり「これではこちらが病気になる」と考えて病理学を避けたおかげで「癌は死ぬ病気」という脅迫的な暗示の効果が弱く「癌はわりと楽な病気」に分類していました。
「こうなるよ」と言われて信じれば、本当にそうなってしまうのです。
おそろしいことではないでしょうか。
特に恐怖心があれば、確実に意識は固定化してしまいます。
逆に、東洋医学の正しい理解をし、患者さん本人が高い意識でいる場合、ガンの進行が止まるか問題が減っていくようです。
西洋医学の対処を拒否しているのに改善しているので、キツネにつままれた様子の医師から言われる言葉が面白いです。
-
肺がんの知り合い
「全く治療していないのに肺がんが全く進行していない。
すごくラッキーです。奇跡です」 -
検査で前立腺ガンが疑われた男性 「あと一年生きられないかも・・」
→ 数値が大幅に改善して「シロ」の判定
「これであと10年は生きられる」 -
祖父の腎臓癌について、ドクターから言われた言葉
「これは奇跡だ。癌が小さくなってきている」
「再検査を繰り返しましたが、腎臓癌は全部消えました」
「しばらく来なくていいです。半年後にまた検査に来てください」。
というように、癌・腫瘍の進行が止まるくらいのことは、そんなに大げさではないように思います。
元々、人間の体は治るように出来ているとよく言われますが、ガンの場合、本当にその通りです。
したがって、「おんぶにだっこ」「依存関係」でなく、
「治すつもり(治る予定)なので協力お願いします」と言ってもらえば、
「はい、わかりました。では、あなたの場合、ここに問題があるのでこうしましょう」となると思います。
ところが時々「自分の癌は治るでしょうか?」といった値踏みの電話がかかってきます。
中には「治らないと思うけれど、治せるものなら治してくれ」みたいな人もいます。
患者さん本人の主体性が全くなく、依存心しか感じません。
きっと私たち医療者に、こう言ってほしいのでしょう。
「無条件で、完全に、絶対に治りますよ」と。
よい結果も悪い結果も全てあなたの決断次第です。
医療者はみな全力を尽くしますが、あなたの生命を保証することは不可能です。
たとえ医療者がいままで改善させてきたテクニックが100%でも、本人にはそれをぶち壊すだけの「治らない権利がある」のを知っておいてほしいのです。
依存的な電話や質問が癌治療に対する意欲を低下させるのは事実で「癌の記事だけ全部消してしまおうか」と時々思うほどです。
「自分の癌は治るでしょうか?」と言われると、まじめな医療者は「そういう質問をする人は、とても厳しいです。絶対に来ないで下さい」と言わざるを得ません。
そう言われたらショックでしょ?
西洋医学では対処がないそうですから「絶対治す・治る」という気迫がないと、完治につながっていくどんな素晴らしい治療でもあまり効果がないでしょう。
お互い時間とお金のムダになってしまうことは、避けるべきではないでしょうか。
ところで、癌治療において患者側から病院側への多くの不信感が表面化しています。
他の先進国に比べ日本の医療が遅れているのではないかと多くの先生が指摘しており、特に癌治療は命が懸かっているケースが多いのでよりハッキリするのでしょう。
この現実を憂慮する先生は多いのですが、優秀な頭脳ほど癌治療に対する発言は慎重です。
みなさん「ここだけの話だけど、、、、」となって、お茶をにごしてしまいます。
日本の低レベル医療を支えている原因は何か、といえば、日本国民の無知、無関心という「意識の低さ」だと思います。
意識と現実は持ちつ持たれつの相関関係といえるでしょう。
★ 癌はなぜ、治りにくいとされるのか?
★癌の85%を防げる予防法があるのにしなかった。
★生活習慣病という慢性病の「なれの果て」だから。
★痛みは自分持ちなので患者には大きな責任がある。
↓
患者が考え方を変えればほとんどの病気は改善する。
★ 具体的なテクニックとしてなにをしたらよい?
★まず、笑って生きる。
★副交感神経を優位にする鍼灸療法 自律神経免疫療法など。
(交感神経を優位にする間違った療法もあるので注意)
★高ビタミン高ミネラル摂取の状態を作る、本当のゲルソン療法など。
(本当の、というのは世間にあふれる偽物に注意ということ。市場原理と無理解・売り手の都合により常に真意は曲げられる。基本CDセット参照)
★体温を高い状態にキープし、徹底的に温める。副交感神経を優位にする
★酸化を止めるとされるパイロゲン
★ジェイソン・ウィンターズ・ティー(JWT)
※ しかし、小手先のテクニックに走ってはいけない!!
★ 患者側の思考パターンのなにを変えれば良いのか?
★治らないと考えるとその通りになる。
★自分の生命を人任せにせず、自分で責任をもつ、よく考えること。
★実は、癌は神様からの使者かもしれない、ということ。
★明るく生きれば楽になる。
★生活習慣病なのだから生活習慣を変えればいい。
★精神的管理は大切。
ちなみに、管理薬剤師のアポテーカー哲さんから
「死は医者にとっては敗北なんでしょうね・・」とコメントいただきました。
なるほど、確かにそうかもしれません。 コメントありがとうございます。
綾小路きみまろ風に言えば「人間の死亡率は100%なのです」
・・という事実を無視してる結果じゃないかと。
いかに「より良い死」を迎えるか、これは人間の基本的欲求だと思います。
私たちもいずれお迎えが来るのですから。
【追伸 中村司が教えてもらった癌の予防法について大切なデータとは?】
もちろん栄養療法も有効と考えますが、生活習慣病として、西洋文化の食事による栄養の偏りも大きな背景となっています。
なので、私としては、東洋三理療法による三つの実践をしてほしいと思います。
その上で私の信頼する2人の先生の言葉を伝えたいと思います。
1人はアメリカ人の先生なのですが「週3回の有酸素運動により、癌の85パーセントは予防できる」というデータがあるとのことです。
もう一人、安保徹名誉教授は、がんの原因(背景)を2つとしており、「低体温と低酸素」と究明されているようです。
(※最近の安保徹名誉教授の著書による。また同じ内容を、中村も安保徹名誉教授の講演会で3回聞いています)
お2人の指摘は共通点があり、「代謝を高める。体を温めて血行を良くする」という視点だと思います。
まさに私の見解とも近いものであり、大変心強いものと感じました。