関節リウマチについてのご質問
血流を改善する方法を教えてください。
血流を改善する方法ですが、血流を良くすると何がいいかと申しますと、
まず修復力、体の回復力がアップ、向上します。
それから体の温度、例えば冷えがなくなる、ということです。
わかりやすいたとえを申し上げますと、痛いところを温めると、痛みが減る経験をされたことがあるのではないかと思います。
これは、1.痛いところを温める → 2.血流が改善される → 3.痛みが減る、回復が早まる というプロセスになります。
このように、体の冷えがなくなると、痛みが減少、あるいは、なくなってゆきます。
からだのメカニズムとして、どこかに不調がある場合、その不調を良くしようとして、痛みの物質とされるものが出てくる、というものがあります。
そのために、できるだけそのようなことなく、補助してあげることによって痛みが減る、というデータがありますので、やはり温めることは大切だということです。
温めることによって、血流を改善することができます。
そして、血流が改善された状態でしたら、例えば疲れにくくなりますし、痛みが出にくくなります。
また、体が温かくなるといったメリットがあります。
そして、そのための方法としては、まず体を温めることが前提になります。
温めるというのは、どういうことかというと、たとえば体を動かすこともそうでしょうし、リンパの流れが良くなることもそうです。
そして、そのために、私がお勧めしているのは「トランポリン体操」のような細かい振動を与えるための運動と、こだわりホットパックの利用です。
これらを組み合わせることによって、まず体が非常に楽になってきます。
次に「血流を改善するための食べ物」ということで申し上げれば、やはり冷たいものは摂らないということだと思います。
冷たいものというのは、たとえば氷水や冷たいジュース、あるいは麦茶などです。
あるいは、おへそを出すようなスタイルでの生活、あるいは短いスカートを履くなどといったことです。
短いスカートなどは、体が冷える大きな原因となります。
これは、ファッションになっているのですが、こういった生活により、不妊症になる人が増え、世の中が、少子高齢化の方向に進んでいる原因ともなっているのです。
たとえば、不妊症の方では、体を温めることが必要です。
それは、不妊症が良くなる前兆として、体の冷えが、まずなくなります。
そして、冷え性が解消したと同時に妊娠するという方が非常に多いという事実からも、体を温めることの必要性がお分かりいただけると思います。
つまり、体が正常に保たれれば、機能がすべてハイクオリティ(質の高い状態)に、あるいは機能が正しい状態になりますので、ぜひとも、そういったことに気をつけていただきたいと思います。
つまり、血流を良くするということについては、冷たいものを、できるだけとらないように気をつけることや、体を冷やさない工夫が必要です。
そのためには、こだわりホットパックを、ふだんから使われるということが、最も簡単で、早くて、良い方法だと思います。
通院と自宅治療では、どちらが大切ですか?
~ 治療に最も必要なこと ~
質問者)
実は、私の母は北海道に住んでいますが、リウマチでとても痛がっていて、かわいそうで見ていられません。
もし、先生の治療を一回でも受けて治るのでしたら、飛行機に乗せて連れて来ようかと思いますが、いかがでしょうか?
中村)
お気持ちは、すごくよく分かります。
例えば腰痛などは、腕のいい先生なら一回の治療で治せると思います。
しかし、私が治療をしたり、治療法をお伝えしている方は、リウマチやパーキンソン病など、一般的に「難病」と呼ばれ、「絶対に治らない」とされている病気ばかりです。
そこで一番大切なのは、自宅で出来ることを、最高のレベルで実践していただくということなのです。
これに勝るものはありません。
つまり、「私が一回治療をするよりも、あなたが自宅で10回治療した方が効果がある」ということです。
その法則によって、私は今まで、多くの患者さんを改善することができました。
例えば、「10日間で治りたい」と考えて、「先生の所に10日間通って診てもらえば治る」というのは間違いで、成功率は極めて低いでしょう。
もし、それを推奨する先生がいたとすれば、患者さんの利益を目的としていない気がします。
つまり、病院や治療院に通うだけでは、根本的な解決につながりません。
私が以前とっていた方法としては、「月に一回来てください。 その代わり、毎日自分で出来る治療法をしてください」と、とアドバイスをするだけです。
「やってますか?」とチェックするだけで、みなさんの病気がどんどん良くなっていきました。
中村は効率を重視する人間ですので、ぜひこれらの治療法を活用し、今の症状を少しでも改善していってください。
一般的に「難病」と呼ばれる病気を改善していくためには、時間がかかる部分があります。
なぜかと言うと、私が提案する根本的治療には、自宅での生活習慣を考えていただくことが含まれており、生活習慣を変えてから、その良い影響が体調の改善として現れるためには、3ヶ月~6ヶ月の時間がかかるからです。
しかし、自宅において自分で出来る治療をすること、そして自宅での生活習慣を考えていただくこと、この2つを目安に行っていくことが、確実に体を良くしていくための方法なのです。
しかも、お金はほとんどかかりません。
ぜひとも、こういった有益な方法を試していただきたいと考えております。
タイムラグ理論
わたくしが、開発したわけではないのですが、気が付いたことの中に「タイムラグ理論」というものがあります。
これは、どういうことかと申しますと、原因と結果の法則に照らし合わせて、良いことをしても、悪いことをしても、その結果が出るまでには時間がかかる、ということなのです。
たとえば、わたくしが、みている範囲内で例を挙げてご説明いたします。
Aさんという方がいらっしゃいます。
この方が、8月にリウマチの症状が出ました。
その症状は、例えば、手首が痛い、こわばる、関節が痛いという状況が起きて、病院で「あなた、リウマチですよ」と診断されたそうです。
そのときに、Aさんは、リウマチになったものですから「私何かしたのかしら? なんだろう原因は?」と考えられました。
しかし、実は1週間から2週間前のことを考えても、原因は絶対に分かりません。
それは、原因があってから、結果が起きるまでには、3か月から半年ほどかかっているからです。
したがって、この場合、原因を考えるなら、3か月から半年ほど前まで、さかのぼって考えてみる必要があります。
わたくしが取っているデータでは、Aさんの場合は、だいたい4か月ぐらい前に、実は夫婦喧嘩が始まっていたのです。
それが、だいたい1か月前に終わっていました。
約3か月間、夫婦喧嘩が続いたようなのですが、逆算するとおそらく、4月に夫婦喧嘩が始まったと考えられます。
そして、7月に、その夫婦喧嘩が終わったわけです。
7月に、夫婦喧嘩は終わったのですが、8月にリウマチが発症しました。
この場合、リウマチの原因は、夫婦喧嘩である可能性が極めて高いと考えられます。
このように私がみている範囲内では、たとえば転職をして、3か月から半年ぐらいたってから発症した方もいらっしゃいます。
あるいは、これは少し珍しい例になると思いますが、食事を玄米にかえて、3か月から4か月後に発症したという方もいらっしゃいます。
このように、すべてのことは、原因と結果の間にタイムラグというものがありまして、これを認識していただくと、あなたの病気がなぜ起きたのか、なぜ悪化したのかがよく分かるようになるでしょう。
そして、今リウマチの方は、逆に、このタイムラグというものを利用して、3か月から4か月後に劇的に改善するということができるのではないかと考えます。
関節リウマチで痛みに耐えております。
できるだけ薬に頼らないで、体の痛みを改善する方法を教えて下さい。
リウマチなどの体の痛みを改善するには体を温めるのが良いでしょう。
こだわりホットパックで温めることや、十分な栄養を摂ることなどがよろしいでしょう。