免疫異常の場合
- 抗炎症薬
- 抗リウマチ薬
関節の炎症の場合
- 抗炎症薬
- 抗リウマチ薬
- 理学療法
関節の破壊の場合
- 抗炎症薬
- 理学療法
- 手術療法
関節の機能障害の場合
- 理学療法
- 手術療法
- 抗リウマチ薬:金製剤やアザルフィジン・ブシラミン
- 抗炎症薬:ステロイドホルモンや非ステロイド薬
- 理学療法:リハビリ(体の運動や指の作業)
- 手術療法:滑膜を取り除く手術や人工関節に置き換える手術が当てはまります。
リウマチの治療にとって極めて重要な時間は、発病した直後です。
リウマチの治療が、その後の経過と予後の良さについて重要な意味を持つ、限定された時間の事を、"治療ウインドウ"完全治癒へのチャンスの窓と呼びます。
この窓の時期は、発病6ヶ月から一年以内の間をいい、X線上に骨の変化がみられない期間をいいます。
この時期に、集中的な治療を行う事ができれば、もし完全には治らなくても、その後の経過が全く違ってくることが、多くの研究結果で明らかになってきているそうです。
リウマチの早期治療で重要なことは、見た目、病気が「治っているようにみえる」事があります。
血液検査で炎症マーカーの数値が正常化したり、薬を使わなくても、自覚的に痛みがなくなり、普通に生活が出来るなどがあります。
この状態を、病気の「寛解」状態と言います。
また、「寛解」までは至らなくとも病気の経過を変えるか、あるいは手直しをすることによって適度に炎症を抑えることがあります。
「寛解」の状態は、発病後早ければ早いほどなりやすくなります。
リウマチ定期検査の主な目的は、2つあります。
1つは、治療が上手くいっているかどうか
(CRP、赤沈、MMP-3等の炎症マーカーを定期的に検査)
2つ目は、薬の副作用の心配がないとどうかをチェックすることです。