脊柱管狭窄症についてよくあるご質問
- 脊柱管狭窄症はホントに良くなりますか?
- 私は脊柱管狭窄症ですが、痛みはあまりないものの、痺れと麻痺が強くて困っています。
- こだわりホットパックは頸部脊柱管狭窄症にも効果がありますか?
- 腰部脊柱管狭窄症と診断されました。手術しなければならないのでしょうか?
- 脊柱管狭窄症の手術を2年前にしましたが、足のしびれ、腰の痛みが残り未だに歩けません。その様な場合でも効果がありますか?
- しびれを改善するにはどうしたらいいでしょうか?
- 麻痺について教えて下さい。
- 私の難病を先生に診ていただくことはできますか?
~ より多くの難病患者さんを救うために ~ - しびれと麻痺の関係について教えて下さい。
- 痛み・かゆみと血流の関係について教えてください。
- こだわりホットパックを使う時に、注意することはありますか?
初めてこだわりホットパックを使われる方へ
私は脊柱管狭窄症ですが、痛みはあまりないものの、痺れと麻痺が強くて困っています。
まず、痛みに関しては、こだわりホットパックをご使用されてから、
早い段階で症状が楽になられる方が多いと確認しております。
その上で、痺れ・麻痺に関しては、2通りの場合がございます。
- 狭窄部が原因となる痺れ・麻痺である場合は、狭窄部と麻痺部分の血流を良くすると楽になる場合があります。
- 手足など末梢の痺れ・麻痺に対しては、身体の回復(体質改善)が必要とされる場合が多く、効果が出るのに時間がかかる傾向にあります。
《 中村司の見解 》
痛みと痺れを比較した場合、痛みのほうが症状が軽いことが分かっています。
そのため痺れ・麻痺の改善については痛みの改善より回復に時間を要します。
症状が重い場合は、一般的な「神経根型」の原因ではなく、
膀胱・直腸障害をおこす「馬尾型」の原因に近いかもしれません。
単純ではありませんが、多少時間がかかっても、脊柱管狭窄症対策のCDで詳しくお話している通り、痛みや痺れが出ない生活習慣を実践して、体全体を再生していく方がよいと考えます。
こだわりホットパックは頸部脊柱管狭窄症にも効果がありますか?
腰部脊柱管狭窄症と診断されました。手術しなければならないのでしょうか?
治療セットを実践し、楽になっている患者さまの多くが、過去に「手術が必要」と医師から繰り返し言われていたという現実があります。
つまり、本当は手術自体必要なかったのではないか、と疑われるケースが多くあるわけです。
手術のようなリスクの高い手段を慌てて選択するのではなく、リスクの少ない方法から試されるのがベターであると考えます。
脊柱管狭窄症の手術を2年前にしましたが、足のしびれ、腰の痛みが残り未だに歩けません。その様な場合でも効果がありますか?
血流改善効果で手術後でも痛みが取れるのであれば、すぐにでも使用したいところです。
血流の改善をすれば、かなりの確率で痛みを減らせることが、東大病院の研究チームによって発表されています。
是非お試しください。
しびれを改善するにはどうしたらいいでしょうか?
しびれは、痛みよりも重い症状です。
そして、しびれは麻痺よりは、良好な状態です。
痛みは、割と早く改善しますが、しびれの場合、しばらくビリビリ感が続きます。
正しい治療を継続し、改善していく途中で、血液の流れが良くなるのですが、一時的にビリビリ感が強くなる事があります。
治療が進むと、一時的にこういった状態になることがあるので不安に思われる方がいらっしゃいますが、感覚が次第に良くなっていく途中の段階です。
東洋医学では、これを好転反応と説明します。
しびれている部分が、血液の流れの改善に伴って、感覚が回復するために起こる現象です。
したがって、正しい治療によってビリビリ感が強くなったとしたら、好転反応ととらえ、「この後、大いに改善していくぞ」と喜んでください。
麻痺について教えて下さい。
麻痺ということなのですが、この麻痺というのは3つの症状である、「痛み・しびれ・麻痺」のうち、やはり一番重いもの、重症であるということがいえます。
そして、麻痺の回復には、やはり痛みやしびれよりも、お時間が必要ということになります。
この理由について、少しご説明申し上げたいと思います。
麻痺というのは感覚の麻痺、例えば叩いてもその位置が分からないというように、感覚がないということですね。
それから運動をしようとしても動きが悪い状態になります。
運動神経が麻痺しているということなのですね。
これは例えるならば、脳卒中・脳梗塞などの病気の方たちの回復を見ていただければよいと思うのです。
脳卒中などを起こされた方というのは、いわゆる麻痺の状態になります。
体がこわばってしまうという、その状態から回復するのに、私が診ている範囲内においては、私が治療をさせていただいて、最も早い例で4か月かかっています。
これは最も早い例です。
通常の場合には、5年、10年かかるというようにいわれているのですね。
これは正直なところ、このように長くかかってしまいます。
それはなぜかというと、通常の方の場合、脳卒中や、脳梗塞になられてから、時間が長く経過しているということが考えられます。
例えば、リハビリを例に説明しましょう。
今は早期リハビリということで、特にその中でも勧められているのが、超早期リハビリというものです。
安静は一切せずに、超早期にリハビリをするというものです。
つまり、入院して運び込まれて手術が行われた、その次の日から、もうすでに動かすということをするのが一番いいというようにいわれているのです。
私は、当然そうだと思っているのですけれども、筋肉や神経というものは使わなければ、すぐに退化してしまうのです。
そして、退化するのも早いのですが、ある程度回復するには、やはり時間がかかるのです。
そのためにも、やはり早期にまず治療していただくという必要があります。
痛みの場合でしたら、わたくしの治療経験では、数十分で回復する例もあります。
しかし、麻痺の場合ですと、一日二日で取れるということはありません。
痛み・しびれ・麻痺という順番で、重傷度が増しますから、麻痺がとれてくるという状態は、しびれ感や痛み感がともなってきてから回復してゆく、麻痺の状態がなくなってゆくということです。
つまり悪くなってきたのと逆方向に進むということです。
今まで痛み・しびれ・麻痺という順番できたのでしたら、この麻痺がしびれ感をともない痛みまで戻ってきた場合は、あと少しで回復してゆけると考えていただけたら、希望が持てるのではないでしょうか。
私の難病を先生に診ていただくことはできますか?
~ より多くの難病患者さんを救うために ~
質問者)
私は難病なのですが、先生に診ていただくことはできますか?
中村)
私は今、とても悩んでいます。
私はあなたのような難病の方を、ずっと診させていただいてきました。
実は、「難病」は、世間で言われているような難しい病気ではなく、もっとシンプルな病気なのです。
その対処法や原因をお伝えすることで、症状が改善し、良くなっていく人が多くいらっしゃいます。
ただ、私が一人一人に説明や治療をすると、お一人当たり2~4時間かかってしまいます。
すると、私自身の時間や体力的な限界のため、直接治療できる方は、ごく少数の方に限られてしまいます。
「よりたくさんの方達を救いたい」という気持ちは、とても強く持っていましたので、「病気は自分で治すことができる」ということを、分かっていただくための方法を考えました。
「自宅で出来る基本治療セット」は、私のそんな思いを形にしたものです。
それらの「治療セット」を有効に使い、あなたの体の不調や痛みなどを、良くしていただければ幸いです。
しびれと麻痺の関係について教えて下さい。
よく尋ねられる、痛み・しびれ・麻痺についてお話ししたいと思います。
まず多くの方が勘違いされていらっしゃるのが、しびれと麻痺なのです。
このしびれと麻痺の違いについて、よく考えていただく必要があります。
つまり麻痺というのは、例えば感覚の麻痺とか、運動の麻痺ということで、全く感じない、あるいは動かないということなのですね。
しびれというのは、ビリビリ感やピリピリ感というように考えていただくとよいと思います。
つまり、しびれの場合には感覚があり、ビリビリ、ピリピリするような感覚があり、麻痺の場合にはそういった感覚がありません。
運動の麻痺、あるいは感覚として触ってもよく分からない、叩いてもよく分からないということが、麻痺になります。
そして重症度でいえば、とうぜん麻痺しているのがもっとも悪い状態です。
その次にくるのは、しびれ、ビリビリ感です。
そして痛みというのは、実は一番程度が軽い状態なのです。
したがいまして、例えば我々が治療してゆく、それから皆さんが、ご家庭で治療していただきますと、まず痛みというものは、わりと早く楽になると感じております。
それから、その次に早く回復してくるのは、ビリビリ感をともなう、そういったしびれ現象になります。
そして麻痺の場合には、神経の感覚が戻ってくるためには、組織の修復がどうしても必要になりますので、やはり、それだけ時間がかかるということは避けられません。
痛み・かゆみと血流の関係について教えてください。
痛みは、不快な症状ですが、体の正常な反応のひとつであり、改善しようとする体からのメッセージです。
痛みを引き起こす物質(発痛物質)に、プロスタグランジンというものがあります。
この発痛物質を抑えよう、マヒさせようとするのが西洋医学の薬の目的です。
しかし、この発痛物質、プロスタグランジンは、新潟大学の安保徹教授の指摘によると、
痛みの部分に対して血液を誘導し、改善させていくためのホルモンの一種なのです。
痛いとはいえ、この有意義なホルモンと上手に付き合うには、
「血液を流す必要がある事は分かったから、もう警報を発する必要はないよ」というメッセージを送るのがベストです。
そのために、こだわりホットパックの遠赤外線によって
血流を促進してあげることが効果的です。
つまり、浸透する熱を加える事によって、痛みの部分に血液が集まります。
すると、警報が和らいで修復作用が高まるのです。
血液中の赤血球は体全体に栄養分を運んでいます。
これを手助けするのが、こだわりホットパックの遠赤外線なのです。
こだわりホットパックの遠赤外線を加えることで、痛みが減ります。
そして新陳代謝が上手く進む事で、全体の機能が改善されます。
また修復スピードが早くなり、今まで1年かかっていたものが、半年程度で済むようになります。
このように素晴らしい機能がありますので、ぜひ血流を改善していただきたいと考えます。
こだわりホットパックを使う時に、注意することはありますか?
初めてこだわりホットパックを使われる方へ
こだわりホットパックの使用上の注意なんですけれども、いくつか大事な点があります。
まず、それは、みなさんが考えていらっしゃる一般的なホットパックと全く性能が違うのです。
つまり、血液の循環が非常に強まる、流れが良くなるという、そういったものなのです。
特に、わたくしの場合は、そういうことを目的として皆さんにお渡ししていますので、まず、巷(ちまた)で皆さんが使われたことがあるものや、販売されているものとはまったく違うものだということを、ひとつ理解していただきたいと思います。
そして、その上で注意しなければいけない点があります。
以前、このような例がありました。
あるとき、今から半年ぐらい前だったと思うのですけれども、患者さんが、ほかのお知り合いの方に「こだわりホットパックをもう一つほしい」というふうに言われて、持っていかれたんですね。
そして、持って行かれた先が、認知症の女性だったのです。
その女性が「頭が痛いから」と言って、頭にこだわりホットパックを当ててしまわれました。
それも、おそらく1時間、2時間と当ててしまわれたようなのですが、そうしたところ、ふらふらになってしまって、救急車で運ばれてしまったのです。
そして、救急車で運ばれた先の病院で、いろいろ検査をしたのですが、なにも症状が出ず、なにも変わったところがありませんでした。
つまり、血液の流れが非常によくなったので、今までまったく動かなかった毒素など、そういうものが一気に動き始めてしまったのです。
このように、そういったものを動かして、血液の中にある、汚いものをこしていく、汚れをとっていくのが目的なので、血液循環がよくなるということは、非常にありがたいことなのですけれども、やはり、急激にその状態が起きてしまうと、体としては、もう限界を越えてしまう場合がありますので、わたくしが毎回申し上げておりますが、まず、初めて使われる方は、1回15分を3か所程度、特に手の先の方、足の先の方、こういった心臓から遠いところから利用してほしいんです。
そして、だんだん体が慣れてきましたら、私や周りのもののように、1日8時間とか9時間、10時間以上使うこともできます。
ただ、大前提として、体が慣れるまで、(血液の)流れが良くなるということには、ある意味危険性もあるのです。
それを体に、とにかく慣らしていただいて、そのあとお使いいただく分には、非常にすばらしい効果が出るのですよということを、よく理解しておいてほしいと思います。